うちのピアノ

6月に入りました。今年も、もうすぐ半年経つのか…時が過ぎるのを早く感じます。コロナ禍ではありますが、大変な中でも、充実感のある年にしたいなあと改めて思います。

今日は、教室のピアノについて書こうと思います。

 

かれこれ、20年以上使っています。カワイのRX2という機種です。

今は年に2回、調律してもらっています。

私が、高校生の時に買ってもらったものですが、高校が音楽コースだった為、周りの友達はグランドピアノを持っている人が多かったです。当時の先生から、ピアノの実技試験では点数がつくし、専門的に勉強するなら、やっぱり良い楽器をそろえた方が良いということで、私は早くから欲しかったのですが、ものすごくお金もかかるし、なかなか両親に言うことができず、学校の練習室でグランドピアノを弾いて練習していました。アップライトピアノがもともと自宅にあり、それは小学2年生でピアノを始めて2年くらい経った頃に買ってもらっていました。

ある日、おずおずとグランドピアノが欲しいと両親に言うと、良いアップライトを買ったのだから、それでいいんじゃない、とまず言われました。両親は、音楽やピアノに関して素人なので、楽器の良し悪し、違いがわからなかったのでしょう、それはそれで仕方のないことです。周りの友達は、すぐに手に入れているのにどうして私だけ、と言うもどかしい想い。そして、なぜそれが必要なのか、当時の私には説明する術がありませんでした。そこで、ピアノの先生や、調律師さんに説得に協力してもらって、少しずつ話をして、半年近くして、ようやく買ってもらえることになりました。じゃあ、買って良いよと話がまとまった時は、嬉しかったのと、ホッとした気持ちで、大泣きしたのを覚えています。

それから、福岡の楽器店まで、調律師さんと先生に、母と一緒に試弾に連れて行ってもらい、アップライトピアノは他の方に中古で買ってもらって(このピアノも8年ほど使ったので、お別れになるのは寂しかったですが)、数日してグランドピアノがうちに運ばれて、部屋に入っているのをみた時は、本当に嬉しかった。これで、また頑張ろう、と何か心に決めたのを今でも覚えています。部屋が狭かったので、ピアノの下のところに布団を弾いて寝ていました。

それから、大学へと進み、卒業後は教えることもはじめ、このピアノは、一体何人の演奏を聴いてきたことか。良かったこと、悔しいことなど様々ありましたが、今でもよく鳴ってくれていて、本当にありがたいです。もちろん、家族、先生、調律師の方、ご近所の方など、周りの方々にも感謝しています。

これからも、大事に使っていきたいと思います。そして、どこに置いてある楽器でも丁寧に扱うことをレッスンでもお伝えしています。

 

読んで頂き、ありがとうございます♪

 

 

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